公立高校が快挙!【高校サッカー真の日本一が決定】
みなさんこんにちは!
ブロガーはサッカーが好きで、国内外のプロサッカークラブの試合をみたり、
ユース年代(育成年代)の試合をチェックしたりします。
今日は高校年代のサッカーで個人的にびっくりしたニュースをブログにしたいと思います⚽
熊本県の大津高校という地方の公立高校が、高校サッカーのチームとプロクラブの育成組織(ユースチーム)も
混ざって日本一を決める大会で、見事優勝を果たしました😲
このブログをご一読いただけると、今回の優勝がどれだけすごいことかが
わかると思います<(_ _)>
サッカーに馴染みのない方もいらっしゃると思うので、
まずは、高校年代のサッカーの構造を簡単にご説明します。
高校年代でサッカーをするときは、
①高体連(いわゆる高校の部活動)のチーム
②クラブチーム(プロクラブの育成組織や街クラブなど)
いずれかに所属します。
①の部活動は高体連の日本一を決める大会があり、大きな全国大会は
夏に開催される全国高校総体(インターハイ)と、冬の日本一を決める全国高校サッカー選手権大会(通称:選手権)
の2つです。
一方、②のクラブチームは、クラブチームの日本一を決める大きな大会に
日本クラブユースサッカー選手権や、Jユースカップというものがあります。
(※筆者は、昔々、高体連のチームで活動していたので、クラブチームの大会について、そこまで詳しくなく、
クラブチームご経験者からすると、情報が不足しているかもしれません。。。)
このように、それぞれのカテゴリーで全国大会があるのですが、
高体連のチームとクラブチームが混ざり優勝を争い、真の日本一を決める大会があります。
それが、『高円宮杯プレミアリーグ』です。
このプレミアリーグは、西日本(WEST)と東日本(EAST)に分かれていて、
それぞれのリーグに西日本と東日本の上位12チームずつが所属しています。
高体連のチームだけでも全国約3,900あり、それに加えて、クラブチームも
合わせたうちの、24チームしか参加することが許されない、非常に狭き門(出場チームは全チームの内1%未満!)
の正真正銘のユース年代最高峰リーグです。
(ちなみに、プレミアリーグでは、毎年入れ替わりがあり、下位2チームは、次の年にプリンスリーグという、
1つ下のリーグに降格してしまいます。反対に、プリンスリーグに所属するチームは、毎年上位チームで
プレミアリーグ参入をかけたプレーオフをおこない、勝ち上がったチームが、翌年のプレミアリーグ
出場権を得ることができます。)
話が戻りますが・・・プレミアリーグでは、1年間を通して、リーグ戦を行い、WESTとEASTでそれぞれチャンピオンを決め、
最後にそれぞれの1位同士で、プレミアリーグファイナルを戦い、高校年代最強のチームが決まります。
本日、プレミアリーグファイナルが行われ、WEST1位の大津高校(熊本県)とEAST1位の横浜FCユース(神奈川県)が
日本一をかけた試合をおこないました。
結果は、3-0で大津高校が見事日本一に輝きました。
高体連のチームが、練習施設や環境の整ったクラブチームを抑えて日本一になること自体がとてつもなくすごいことで、
これまで日本一になったことがあるのは、青森山田高校(青森県)と流通経済大学柏高校(神奈川県)の2校のみで、いずれも私立高校でした。
しかし、今回日本一に輝いた大津高校は、プロ選手を多数輩出し、サッカーに力をいれている高校であるとはいえ、
公立高校であることが非常に大きなことで、高校サッカー界に大きな驚きと喜びをもたらしたと思います。
大津高校は、12月28日からはじまる全国高校サッカー選手権大会に出場予定で、
大会優勝候補に挙げられていますが、プレミアリーグ制覇の勢いそのままに、
選手みなさんのご活躍を期待したいと思います!